学力=暗記力!?
川邉です。
暗記が苦手な生徒さんって結構、多いように思います。
どうやって暗記をしたら良いか分からない。
そもそも、なんで暗記なんてしないといけないの?
今日は「暗記は社会に出てからも大事なものなんだよ」という話しをしていきたいと思います。
暗記科目として、代表的なのは社会ですよね。
また理科も生物分野はほとんど暗記、地学も地震の計算や水蒸気の問題以外は暗記です。
実は国語の定期試験対策も教科書本文の内容や学校のワークに出ている問題パターンの暗記が重要だったりします。
英語も文法の理解だけでは高得点は狙えませんよね。
英単熟語や重要フレーズは暗記しなければなりません。
数学はちょっと違うかもしれませんが、「これ似た問題やったことあるなぁ」というところから解放が浮かんでくることが多いです。
数学においても、やはり覚えている問題パターンの豊富さが結局、力の差につながります。
結局、暗記ができる生徒は全科目に強いと言えるでしょう。
知識・技能より大事なものがある!?
一方で来年度からの指導要領の変更により、
「知識・技能」
「思考力・判断力・表現力」
「主体的に学習に取り組む態度」
の3観点が重要性やテスト問題における配点が平等になると言われています。
いわゆる暗記力は「知識・技能」に当たりますので、今まで「知識・技能」の偏重していた教育や試験問題のあり方が変化することにより、暗記の重要性は相対的に下がっていくと言えるかもしれません。
学習塾の立場からは、文科省の方針やそれに対する個々の学校、先生方の対応がどうなるのかについては、最終的には来年度の実際の試験問題やそれぞれの生徒の内申点を見てからでないと正確なことは言えません。
しかし私自身、何人かの校長先生や副校長、教頭先生に知り合いがおりますので、
「現場は困惑している」という声を少なからず伺っております。
「思考力・判断力・表現力」はまだ良いとして、「主体的に学習に向かう姿勢」はどのように評価すれば良いのか!?
学習意欲があって、知識・技能が身についていないって状態は許容してよいのか!?
かりに学習意欲を評価できるとして、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」と、それぞれ平等な配点で良いのか!?
と言った声です。
結論的には、今まで「知識・技能」扱いだった問題が「思考力・判断力・表現力」や「主体的に学習に向かう姿勢」に位置づけられるだけで、あまり大きくは変わらないのではないかと言った声も伺っております。
社会に出てからも暗記力は重要です
最後にこれは私の体験談にはなりますが、暗記は社会に出てからも重要だと痛切に感じることが多いということも生徒には伝えておきたいと思います。
私は社会人駆け出しのころ、とある精密機器の営業の仕事をしておりました。
精密機器の営業をするのに商品知識を覚えていなければ話しになりません。
私は理系ではありませんでしたので、馴染みのない言葉も多く、最初は非常に苦労しました。
先輩営業マンと顧客との会話はまるで外国語を話しているようでした。
しかし外国語だと思えば、外国語でHow are you?と聞かれたら、NIce to meet you.と答えるように、
顧客側から、この質問が来たら、こう答えると覚えてしまえば、対応できるようにもなるのです。
初めは自分で話しながらも意味は分かりませんでしたが、やがて話しているうちに理解できるようにもなってきます。
他にも顧客と話した会話や困っていることなども、メモを取って覚えたり、覚えたことをメモに書き出したり、思えば社会人になってからも暗記の連続です。
学生時代に暗記した知識そのものが役に立つ場合もありますが、知識そのものが役に立たなかったとしても、一生懸命、暗記をして、効率的に暗記をした方法や暗記で鍛えた頭脳は、社会人になってからも大いに役立ちます。
もちろん、これは私の一経験に過ぎませんが、優秀な社会人には暗記ができる人が多かったように思います。
今、やっている勉強、覚えては忘れ、また覚えては忘れを繰り返しながらも、一生懸命、覚えようとして努力していることは決して裏切らないということを強調しておきたいと思います。
深谷で創業33年の学習塾、一橋ケンアイゼミナールは生徒一人一人の成績アップにとことんこだわり、成績アップを通じて、社会で生き抜く力を身につけていただきたいと思っています。
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