英語長文の攻略法

 

深谷に4教室、個別指導・学習塾の

 

一橋ケンアイゼミナールです!!

 

 

今回は英語長文の攻略法について。

 

 

最近では、中学校の定期試験でも

 

教科書本文以外から、

 

初見の英語長文や会話文が

 

出題される例もよく見るようになりました。

 

 

また英検や北辰テスト、実力テストとなると

 

ある程度の長さの英語長文を

 

読めるようにならないといけません。

 

 

英語長文に限らずですが、

 

勉強しているはずなのに

 

「英語で点が取れない」

 

そんな生徒もいるはずです。

 

以下、何点か英語の長文対策のみならず、

 

英語学習全般に言えることを書いてみます。

 

 

①英語は言葉である。

 

意外な事実ですが、英語は言葉です。

 

母国が違えば、

 

小学生でも簡単に読めるはずの英文が

 

中学生や高校生でも

 

読めなかったりするわけです。

 

英語は「勉強として取り組む」だけでなく、

 

「トレーニングとして取り組む」

 

必要があります。

 

実際に、英語の文法問題を仕上げた生徒に

 

その解けたはずの英文を

 

音読してみるように言うと、

 

「すらすらと読めない」

 

なんてことがあります。

 

これではまだ「仕上げた」と

 

言えるレベルではないのです。

 

英単語の意味についても、

 

「分かった!appleはリンゴだ!」

 

というレベルでは、覚えた内に入らず、

 

appleという単語をみたり、聞いた瞬間に

 

リンゴだとすぐに分かる、イメージできる

 

状態にしなければなりません。

 

 

サッカー部の生徒なら、

 

必ず本格的な練習に入る前に

 

簡単なパスまわしやトラップを

 

何度も繰り返すはずです。

 

ショートパスの次は

 

少しロングなボールを蹴ったり、

 

二人一組でボール投げ合って

 

ヘディングの練習を繰り返すはずです。

 

トレーニングを要するスポーツでは、

 

毎日の基礎基本の繰り返しが

 

重要であることは明白です。

 

 

英語もトレーニングなのです。

 

覚えたと思った文法事項を

 

何度も音読して繰り返したり、

 

単語も見返しては、

 

すぐに意味が分かる

 

必要に応じて、つづりもさっと書ける

 

そこまでの繰り返す必要があるのです。

 

 

サッカーの例ばかりで恐縮ですが、

 

一見、単純なショートパスでも、

 

上手い人のパスと

 

下手な人のパスでは、

 

ボールのスピードや正確さに

 

大きな違いがあるでしょう。

 

 

「自分はできている」

 

と思える基準が違うのです。

 

 

スラスラ音読ができるか。

 

日本語の意味がすぐ出てくるか。

 

つづりにミスがないか。

 

何より短い時間でもコツコツと

 

トレーニングを積み続けることが

 

大事なのです。

 

 

②単語を覚えているか

 

続いて、基本的なことですが、

 

単語の暗記です。

 

 

単語を覚えずして、

 

長文を読めるはずがないので、

 

ここは突破しなければなりません。

 

 

学校選択問題にチャレンジする生徒なら、

 

注をみなくても全ての単語の意味は

 

分かるようにしておきたいですし、

 

注にある単語で分からければ、

 

意識的に単語暗記の時間を確保すべきです。

 

 

学力検査問題を受験予定の生徒さんも

 

注のない単語で

 

意味が分からない単語があるならば、

 

単語暗記に力を入れた方が

 

結果的に遠回りのようでいて近道です。

 

「今から単語なんてやれない」

 

と思う人もいるかもしれませんが、

 

まだ2か月半あります。

 

分からない単語に出会ったら

 

その都度覚えようとするよりも、

 

いったん、ガッツリ単語暗記に

 

集中的に取り組んだ方が

 

結果的に長文が読めるようになります。

 

 

 ③精読をする

 

 長文攻略の次のポイントは

 

「精読をする」です。

 

英語長文を読めていない生徒は、

 

英文を目で追っているだけで

 

読んでいない

 

なんてことが良く見受けられます。

 

また単語単体で意味は分かるのに、

 

文全体としての意味が

 

あやふやになっていることもあります。

 

 

もちろん、本番では、時間内に

 

早く読めなければなりません。

 

 しかし、仮に時間がかかったとしても

 

意味が取れていなければ、

 

読解ができたとは言えませんし、

 

問題に正しく答えることもできません。

 

読めていないから、問題に間違えるのです。

 

 

主語、動詞、目的語、分詞

 

不定詞、関係代名詞・・・

 

文の構造を掴みながら、

 

一文一文丁寧に読むことなくして、

 

速読ができるようにはなりません。

 

精読できて初めて速読できるようになります。

 

 

だからこそ、ケンアイでは、

 

標準レベルの受験生には、

 

夏期講習~秋までに

 

初見の長文を一文一文

 

和訳させる訓練を積ませております。

 

このトレーニングが

 

後々効いてくるのです。

 

一文一文、和訳をして長文を読むのは、

 

やることは単純ですが、

 

本当にしっかりやると、

 

頭がくたびれるはずです。

 

 

 

④音声教材をフル活用する

 

最後に音声教材のフル活用です。

 

長文問題は一回やったら

 

終わりではありません。

 

何回も何回も繰り返し音読をし、

 

できれば音声がついている長文教材を選び、

 

その音源を聞きながら、

 

音読を繰り返すことです。

 

音源を聞きながら、

 

聞いた音声を聞いたまま、

 

そのままの速度で音読をする

 

始めはテキストをみながら、

 

慣れてきたらテキストを閉じて

 

音声だけを聞いて

 

そのまま発音していく

 

もちろん意味を理解し、

 

意味をイメージしながら。

 

これを繰り返すことで

 

格段に長文読解力は上がっていきますし、

 

リスニング力も同時に鍛えられます。

 

 

テストでは初見の英文が出るので、

 

同じ長文問題ばかりに取り組んで

 

音読して繰り返したり、

 

音声を聞いて音読するのは

 

無駄なんじゃないかと思う人も

 

いるかもしれません。

 

 

ただ、不思議なことに

 

何度も同じ英文を

 

繰り返し読んで聞いて、

 

精読した文章を繰り返し音読して

 

速読できるようになると、

 

別な文章を読んでも

 

早く読めるようになっていくのです。

 

 

問題の量をこなしていくことも大事ですが、

 

同じ英語長文を最初に精読し、

 

その後、何度も繰り返し音読し、

 

音声を聞きながら、聞いたままの速度で

 

音読できるようにすることも

 

同じように重要なのです。

 

 

だからこそケンアイでは、

 

中3の夏~秋頃までは、

 

少しだけ優しめの文章を

 

精読し、読解問題を解き、

 

さらに音声を使って、

 

音読に、リスニングに、活用しております。

 

 

英語は言葉ですから、

 

単語力も文法力も長文読解力も

 

リスニング力もライティング力も

 

全て相互に関連しながら

 

伸ばしていくものです。

 

リスニング対策と言っても、

 

自分で音読し、理解できる以上には、

 

聞いて理解することはできません。

 

自分で音読し、理解できる英文、

 

自分で音読し、理解できる速度なら

 

リスニングで聞き取ることができます。

 

 

やはりコツコツと毎日、

 

短い時間でも良いから続けることです。

 

どんなに疲れていても、

 

「1日5分も時間を取れない」

 

なんてことはないはずです。

 

全ての科目に通じることかもしれませんが、

 

そのちょっとした努力の継続が

 

何より重要です。